不動産業界向け転職エージェント・サイトおすすめ9選!使う際の注意点や活用法も紹介

一口に「不動産業界」といっても、「不動産開発」「不動産売買」「不動産管理」「賃貸の仲介」など、仕事内容はさまざまです。

とはいえ、衣食住の「住」の部分であり、私たちの生活には馴染みの深い業界のため、興味のある人も多いのではないでしょうか。

不動産業界は年収が高いと言われおり、20代でも実力次第では年収1000万円を目指すのも夢ではありません。

また、未経験者でも転職しやすい業界でもあり、間口は広いと言えますが、どのように転職活動をすすめればいいのかわからない人もいるのではないでしょうか。

スムーズな転職活動をするのにおすすめなのが、不動産業界向け転職エージェント・サイトの活用です。

不動産業界に詳しいコンサルタントが、転職活動全般をサポートしてくれるからです。

当記事では、エミリス編集部が厳選した「おすすめ不動産業界向け転職エージェント・サイト9社」に対して、基本情報から特徴までわかりやすく解説しています。

転職エージェント・サイト選びに悩んでいる人は、この記事を最後まで読めば自分に合ったサービスが見えてくることでしょう。

目次

不動産業界への転職におすすめの転職エージェント・サイト9選

不動産業界向けおすすめ転職エージェント・サイトの選別理由

不動産業界への転職におすすめの転職エージェント・サイト9選と、各社の特徴を紹介します。

『リアルエステートWORKS』は上場企業を目指す人におすすめ

【リアルエステートWORKSの特徴】
  • 転職成功者の2/3が上場企業または上場企業の子会社から内定獲得
  • 営業職の転職支援実績が豊富
  • 面接対策に強い

『リアルエステートWORKS』は、不動産業界の上場企業への転職を目指す人におすすめしたい転職エージェントです。

リアルエステートWORKSで転職した人の3人に2人が、上場企業あるいは上場企業の子会社からの内定を獲得しているからです。

具体的な紹介先としては「伊藤忠都市開発」「タカラレーベン」「オープンハウス」「明和地所」「東京建物不動産販売」などがあります。

不動産営業の転職支援に強いのも特徴で、とくに「仕入れ営業」「再販営業」の公開求人数が多くなっています。

基本的に経験者向けの求人が多いものの、事務系や不動産管理系の求人では、職種・業界未経験OKの求人も。

面接対策が手厚く面接対策の回数に上限がないことや、AIによる書類作成代行サービスを提供しているのもユニークです。

上場企業に転職したい人は、ぜひリアルエステートWORKSに登録しておきましょう。

運営会社 株式会社アップベース
雇用形態 正社員
対応職種 売買仲介、賃貸仲介、仕入れ・再販、不動産事務、不動産管理
対応地域 全国
公式サイト https://realestateworks.jp/

リアルエステートWORKを確認する

『宅建Jobエージェント』は20代〜30代におすすめ

【宅建Jobエージェントの特徴】
  • 創業以来5年で累計利用者数が約10万人(※1)
  • 宅地建物取引士の資格がなくても利用可能
  • 中小企業から大企業まで、3,000件以上の求人を保有(※2)

『宅建Jobエージェント』は、不動産業界を目指す20代〜30代におすすめの転職エージェントです。

宅建Jobエージェントの利用者は、20代が37.3%、30代が37.9%となっているからですね(※3)。

面接対策の回数に上限はなく、独自の書類作成ツールも使えるので、転職が初めての人でも安心。

「宅建Jobエージェントで面接対策をしてから、面接の通過率が上がった」という体験談も。

サービス名には「宅建」が入っているものの、宅地建物取引士資格がなくても利用できます。

職種としては売買仲介営業や賃貸仲介営業の求人が多く、不動産管理や事務系の仕事も紹介してもらえます。

全国の求人を扱っていますが、中心は一都三県になるので、首都圏で求人探しをしている人にはとくにおすすめです。

※1、2、3「宅建Jobエージェント」公式サイトより(2024年11月19日時点)

運営会社 株式会社ヘイフィールド
雇用形態 正社員、契約社員、アルバイト・パート
対応職種 販売営業、リーシング営業、売買仲介営業、賃貸仲介営業、有効活用提案営業、アセットマネージャー、プロパティマネージャー(賃貸管理/建物管理)、単純仕入れ、再開発/マンション建て替え、契約事務、営業支援、企画(土木/建築)、人事/経理等のバックオフィス
対応地域 全国
公式サイト https://takken-job.com/

宅建jobエージェントを確認する

『RSG不動産転職』は不動産業界で年収アップを目指す人におすすめの転職エージェント

【RSG不動産転職の特徴】
  • 収入アップ率99.4%(※1)
  • 常時5,000件以上の求人を保有(※2)
  • 面接対策に強みあり

『RSG不動産転職』は、不動産業界で年収アップを目指す人におすすめの転職エージェントです。

平均で1.2倍〜1.5倍程度の年収アップ実績があるからですね(※3)。

年収アップできる理由としては、「不動産業界に精通したコンサルタントが年収交渉を行ってくれること」「コンサルタントが応募者を企業に売り込んでくれること」などが挙げられます。

年収アップを成功させた転職支援実績の例を紹介します。

前職 転職後
商業不動産デベロッパーのプロパティマネジメント
年収550万円
商業・オフィス系大手デベロッパーのプロパティマネジメント
年収900万円
地場系企業の賃貸管理
年収430万円
大手デベロッパーの賃貸管理
年収550万円
富裕層向けの不動産売買/売買仲介営業
年収780万円
投資用商業ビルの販売営業
年収900万円

紹介先企業は「ゼネコン」「建設コンサル」「ハウスメーカー」「設計事務所」「不動産管理会社」「地元密着型企業」まで幅広くなっています。

利用満足度は98%(※4)で安心して利用できるので、ぜひおすすめしたい転職エージェントです。

※1、2、3、4「RSG不動産転職」公式サイトより(2024年11月16日時点)

運営会社 株式会社RSG
雇用形態 正社員
対応職種 施工管理関連、設計・デザイン・技術関連、不動産関連
対応地域 全国
公式サイト https://rsg-c.jp/

RSG不動産転職を確認する

『不動産キャリア』は鮮度の高い求人情報を掲載

【不動産キャリアの特徴】
  • 不動産業界の求人が22,485件で業界最大級(※)
  • 不動産系ベンチャー企業の求人も豊富
  • スカウト機能が使える

『不動産キャリア』は、鮮度の高い求人情報を掲載している転職サイトです。

毎日求人情報が更新されるからですね。

大手から中小までさまざまな規模の求人が集まり、職種も仲介営業・不動産管理からアセットマネジメントまで幅広いのも特徴。

不動産テック企業の求人も多いため、「不動産営業なのに完全リモート」「インセンティブ率の高い業務委託」など、柔軟な働き方ができる求人も探せます。

またエージェントサービス(不動産キャリアエージェント)を使えば、不動産業界に詳しい担当者から面接対策などのサポートを受けられるのもメリットです。

求人数が豊富なので、不動産業界で転職を目指す幅広い人におすすめします。

※「不動産キャリア」公式サイトより(2024年11月19日時点)

運営会社 スラッシュ株式会社
雇用形態 正社員、正社員(新卒・第二)、アルバイト・パート、契約社員、派遣社員、紹介予定派遣、業務委託、インターンシップ
対応職種 賃貸仲介、売買仲介、投資用不動産販売、不動産管理・PM・BM、住宅営業、建築営業、用地仕入れ、買取再販・物件仕入れ、オフィス・テナント仲介、不動産コンサルタント、宅建事務・営業事務、管理部門、不動産企画開発、AM・ファンド・不動産金融、企画・提案営業、デューデリ・不動産鑑定、施工管理・設備管理、設計、建築事務、マーケティング、システム開発、その他、ハローワーク求人
対応地域 全国
公式サイト https://fudosan-career.net/

不動産キャリアを確認する

『YADOCAREE』では地元の求人を探している人におすすめ

【YADOCAREE(ヤドキャリ)の特徴】
  • 不動産関連求人が49,480件(※)と豊富
  • ハローワーク求人が多い
  • 絞り込み検索は使いにくい

『YADOCAREE』は地元の求人を探している人におすすめの転職サイトです。

YADOCAREEでは、ハローワークの求人もカバーしており、地方の求人も見られるからですね。

求人数はかなり多く、職種も不動産営業から事務まで多様。

さらに雇用形態は正社員だけではなく、アルバイト・パートや業務委託もあります。

リモートワーク可能な「IT重説(重要事項説明)の担当者」や「賃貸管理担当者」の求人もあるので、働きやすい環境を求める人にもおすすめです。

サイトの特徴としては応募ボタンの他に「気になるボタン」があり、応募する勇気が出ない場合でも、企業に興味を伝えられます。

タグ付けのされていないハローワーク求人が多く、こだわり条件で絞り込むとかなりヒット数が減ってしまうので、最初は勤務地と職種で検索してみるのがおすすめです。

※「YADOCAREE」公式サイトより(2024年11月19日時点)

運営会社 株式会社全管協総研
雇用形態 正社員、契約社員、業務委託、パート・アルバイト
対応職種 賃貸仲介営業、不動産管理、売買仲介営業、WEB担当者、受付・フロント、経理、不動産事務職、不動産鑑定士、不動産調査員、重説担当、巡回・清掃・点検、事業企画、投資営業、管理人、用地仕入、広報・ブランディング、アセットマネジャー、ファシリティマネジャー、プロパティマネジャー、BtoB営業、コンサルタント
対応地域 全国
公式サイト https://yadocaree.jp/

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『TAKU-TEN』は宅建取得済み・取得予定の人におすすめ

【TAKU-TENの特徴】
  • 宅地建物取引士や資格取得予定者に特化した転職エージェント
  • 不動産業界未経験者も使える
  • LINEで転職相談が可能

『TAKU-TEN』は、宅地建物取引士の資格取得済みまたは取得予定の人におすすめの転職エージェントです。

宅地建物取引士や資格取得予定者に特化した転職エージェントだからですね。

宅地建物取引士の資格を取得する予定であれば、不動産業界未経験でもサポートしてもらえます。

実際の転職支援実績でも、ITエンジニアから売買仲介に転職した事例や、銀行から用地仕入れに転職した例がありました。

LINEで転職相談ができるほか、登録時の折り返しも12時間以内と、レスポンスが迅速なのも魅力です。

第二新卒からの相談も歓迎している転職エージェントなので、資格取得してキャリアチェンジを模索している若手の皆さんにもおすすめします。

運営会社 株式会社シー・ビー・ティ・ソリューションズ
雇用形態 正社員
対応職種 不動産関連営業(個人)、不動産関連営業(法人)、不動産事業企画、不動産開発企画、不動産仕入(用地・一棟・区分)、コンストラクションマネジメント、ファシリティマネージャー、アセットマネジメント、不動産管理、マンション管理(技術系)、分譲マンション管理、フロント(マンション管理・ビル管理)、アフターメンテナンス(マンション・戸建)、プロパティマネジメント(オフィス)、プロパティマネジメント(住居・賃貸管理)、プロパティマネジメント(商業施設・その他)、デューデリジェンス(建築)、デューデリジェンス(不動産鑑定評価)、品質管理(QC)・安全管理(技術系)、その他(不動産関連)
対応地域 全国
公式サイト https://taku-ten.jp/

TAKU-TENを確認する

『LIFULL HOME’S不動産転職』は宅建資格を取って転職したい人におすすめ

【LIFULL HOME’S不動産転職の特徴】
  • 転職決定で宅建資格取得にかかった費用が実質無料に
  • 登録者向けの学習プログラムあり
  • 全国30,000件の不動産ネットワーク

『LIFULL HOME’S不動産転職』は、宅建資格を取って転職したい人におすすめの転職サービスです。

「宅建チャレンジbyフォーサイト」というサービスを使うと、宅建士講座を受講可能で、転職が決定すると費用が全額キャッシュバックされるからですね。

また登録者向けの無料の学習プログラム(E-ラーニング)が提供されており、転職に必要な不動産業界の知識を体系的に身につけられます。

登録者が手当たり次第に動画を見て学習するのではなく、登録者が目指している職種に合わせて、キャリアアドバイザーがカリキュラムを組んでくれるのも魅力です。

未経験でも資格取得したり業界知識について学んだりすることで、熱意の高さをアピールできるでしょう。

学習プログラムに特徴があるので、未経験から資格を取得して不動産業界に挑戦したい人にはぜひおすすめしたい転職エージェントです。

運営会社 株式会社LIFULL
雇用形態 正社員
対応職種 不動産管理、収益不動産再生事業、WEBプロモーション、不動産事務、ルームアドバイザー、営業職、リフォーム/リノベーション、賃貸仲介営業など
対応地域 全国
公式サイト https://www.homes.co.jp/

LIFULL HOME’S不動産転職を確認する

『住まキャリ』は住宅業界を希望する人におすすめ

【住まキャリの特徴】
  • 住宅業界に特化した転職エージェント
  • ハウスメーカーとの取引が豊富
  • 技術系の求人も豊富

『住まキャリ』は、住宅業界を希望する人におすすめの転職エージェントです。

住宅業界とは、主に個人顧客に対して戸建て住宅の設計や販売を行う業界のことで、転職先としてはハウスメーカーやリフォーム会社があります。

住まキャリを運営する株式会社ユナイテッドマインドジャパンは、不動産業界の中でも住宅業界に強みをもっているからですね。

具体的には、住宅業界の求人数が2,500件以上あります(※)。

職種としてはハウスメーカーの事務職や営業職のほか、インテリアコーディネーターや設計職も扱っています。

女性のアドバイザーが多いので、「同性に相談したい」という女性にもおすすめします。

※「住まキャリ」公式サイトより(2024年11月16日時点)

運営会社 株式会社ユナイテッドマインドジャパン
雇用形態 正社員
対応職種 住宅営業、不動産営業、リフォーム営業、施工管理、設計、その他営業系、その他技術系、その他
対応地域 全国
公式サイト https://www.unitedmind.jp/

住まキャリを確認する

『不動産転職ROOT』は不動産業界一択でない人も利用可能

【不動産転職ROOTの特徴】
  • 不動産業界特化型の転職エージェント
  • 不動産業界に精通したコンサルタントからサポートを受けられる
  • 予備校アガルートアカデミーと同じグループの運営会社

『不動産転職ROOT』は、「転職先は不動産業界一択!」とは考えていない人にもおすすめの転職エージェントです。

不動産転職ROOTは、「不動産業界はあくまで候補のひとつ」「まだ転職するか決めていない」という人のサポートもしているからですね。

また運営会社である株式会社ファンオブライフは、「教育業界」「弁護士・経営人材」「人材業界」「IT業界」に特化した転職エージェントも運営しています。

そのため同社で保有している他業界の求人も紹介可能です。

また予備校であるアガルートアカデミーと同じグループなので、宅地建物取引士やマンション管理士の資格取得についても相談できます。

書類添削や面接対策のほか条件交渉も任せられるので、最後まで安心して利用できる転職エージェントです。

運営会社 株式会社ファンオブライフ
雇用形態 正社員
対応職種 幅広くカバー
対応地域 全国
公式サイト https://www.funoflife.co.jp/

不動産転職ROOTを確認する

希望職種別に不動産業界への転職におすすめの転職エージェント・サイト

希望職種別に、不動産業界への転職におすすめの転職エージェント・サイトを紹介します。

  • 営業職
  • 不動産管理
  • 不動産事務

不動産営業職の転職におすすめの転職エージェント・サイト3選

不動産営業とは…

不動産の販売・仲介を担う仕事。「販売営業(自社が所有する不動産を売る)」「仲介営業(売買や賃貸を仲介する)」「仕入れ営業(土地や建物を仕入れる)」などがある。

不動産営業職の転職におすすめの転職エージェント・サイトは、次の3社です。

  • リアルエステートWORKS
  • 不動産キャリア
  • いえらぶ不動産転職
リアルエステートWORKS

リアルエステートWORKSは不動産営業職の求人に強く、売買や賃貸のほか仕入れ・再販営業の求人も数多く扱っています。

「不動産売買仲介営業」「仕入れ・再販営業」「投資用不動産の販売営業」「住宅販売営業」の転職支援実績は業界トップクラスです。

例えば仕入れ・再販営業の公開求人数は741件(※)あります。

また営業経験者の中には、「インセンティブ率をアップさせて、頑張った分はしっかり収入に反映させたい」という人も多いでしょう。

リアルエステートWORKSなら、「インセンティブ率が営業利益の1/3」といった求人もあり、上記のような希望にもしっかり寄り添ってくれます。

※「リアルエステートWORKS」公式サイトより(2024年11月19日)

不動産キャリア

不動産キャリアは豊富な求人数を誇り、不動産営業職の求人も3,138件(※1)掲載されています。

完全反響型営業の求人が1,999件(※2)と多いので、「源泉営業(飛び込み営業や電話営業など)がしんどい」と感じている人にはおすすめです。

反響営業だと源泉営業よりも収入が少なくなりがちだと言われますが、「反響営業で年収800万円以上可能」「月収80万円が目標」など、高収入が期待できる求人もあります。

また高収入が期待できる投資用不動産販売の仕事も多いので、「不動産営業で稼ぎたい」という人におすすめします。

※1、2「不動産キャリア」公式サイトより(2024年11月19日)

いえらぶ不動産転職

いえらぶ不動産転職は不動産業界特化型の転職エージェントで、転職サイトとしても使えます。

「賃貸仲介営業」「売買仲介営業」「新築・注文住宅営業」の求人が1,261件(※)もあるので、不動産営業職への転職を考えている人におすすめです。

売買・賃貸仲介や住宅営業に比べると数は少ないものの、不動産投資に関する営業職の求人も扱っています。

ただし関東以外のやや求人が少ないので、関東・首都圏で不動産営業職の求人を探している人におすすめします。

※「いえらぶ不動産転職」公式サイトより(2024年11月19日)

不動産管理の転職におすすめの転職エージェント・サイト2選

不動産管理とは…

不動産のオーナーに代わって、物件のメンテナンス(建物管理)や入居者の管理(賃貸管理)を行う仕事。

不動産管理の転職におすすめの転職エージェント・サイトは、次の2社です。

  • リアルエステートWORKS
  • 不動産キャリア
リアルエステートWORKS

リアルエステートWORKは不動産営業の転職支援に強い転職エージェントですが、実は不動産管理の求人も多数保有しています。

不動産管理では土日休みや時短勤務制度がある求人も多いので、ワークライフバランスを重視する人にもおすすめ。

宅地建物取引士資格なしで応募できる求人や、業界未経験で応募できる求人もあります。

管理職採用や管理職候補の求人もありますので、不動産管理分野でキャリアアップを目指す人にもおすすめです。

不動産キャリア

不動産キャリアは不動産管理の中でもとくに「賃貸管理」の求人が豊富です。

不動産キャリアエージェントでは、求人紹介全体に占める賃貸管理の割合は20%程度となっています(※)。

ただし中小規模の不動産会社では「賃貸仲介と賃貸管理をどちらも行う」といった業務範囲が設定されていることも。

不動産管理のみを行いたい場合には、しっかり求人を吟味しましょう。

※「不動産キャリア」公式サイトより(2024年11月19日時点)

不動産事務の転職におすすめの転職エージェント・サイト3選

不動産事務とは…

不動産会社の営業活動に関わる事務を行う仕事。具体的な業務としては「顧客対応」「顧客管理」「公式サイトやポータルサイトの物件情報更新」「契約書・請求書作成」などがある。宅地建物取引士資格保有者が行う事務や宅地建物取引士の指示のもとに行われる事務は「宅建事務」と呼ぶことも。

不動産事務の転職におすすめの転職エージェント・サイトは、次の3社です。

  • リアルエステートWORKS
  • YADOCAREE
  • 女の転職type
リアルエステートWORKS

リアルエステートWORKSは、「上場企業」「老舗企業」「不動産投資を始めとする成長企業」における不動産事務の求人を豊富に扱っています。

不動産事務の公開求人数は、449件です(※)。

「業界未経験での応募可能」「宅建資格不要」という不動産事務の求人も多いので、未経験から不動産事務に挑戦したい人におすすめ。

「残業少なめ」「土日休み」「年間休日120日以上」など、ワークライフバランス重視の人におすすめの不動産事務求人も豊富です。

※「リアルエステートWORKS」公式サイトより(2024年11月19日時点)

YADOCAREE

YADOCAREEには不動産事務の求人が豊富です。

具体的には事務職が5,794件、経理が1,056件、受付・フロントが699件、Web担当・データ入力が16件などとなっています(※)。

ハローワーク求人も含めてかなりたくさんの求人が見られるので、「どんな求人があるのか」「不動産事務の給与相場はいくらか」といった感覚を掴むのにもおすすめです。

※「YADOCAREE」公式サイトより(2024年11月19日時点)

女の転職type

女の転職typeは不動産事務に転職したい女性におすすめの転職サイトです。

女の転職typeは女性特化型の転職サイトなので、「ブランクOK」「時短制度あり」「女性管理職がいる」「産休育休制度」など女性からの関心が高い条件で不動産事務求人を絞り込めるのが特徴。

「未経験OK」「第二新卒OK」の仕事も多いので、不動産事務へのキャリアチェンジを目指す若手にもおすすめします。

ただ関東の不動産事務求人が中心なので、関東エリア以外の人にはおすすめできません。

経験別に不動産業界への転職におすすめの転職エージェント・サイト

不動産業界でのキャリア別に、不動産業界への転職におすすめの転職エージェント・サイトを紹介します。

  • 不動産業界未経験
  • 不動産業界での経験が豊富

不動産業界未経験者の転職におすすめの転職エージェント・サイト3選

不動産業界未経験者の転職におすすめの転職エージェント・サイトは、次の3社です。

  • 宅建Jobエージェント
  • LIFULL HOME’S不動産転職
  • KSキャリア
宅建Jobエージェント

宅建Jobエージェントは不動産業界未経験者の転職支援実績が豊富な転職エージェントです。

実際に「商社の営業」「物流会社の事務」などまったくの未経験で、不動産業界への転職を成功させた人もいます。

転職成功者の口コミでは「不動産業界未経験で、前職での経験や学歴にも不安があった。けれどアドバイザーが力強く励ましてくれて自信になった」などの体験談が寄せられています。

宅建資格不要の求人もあるので、資格ありで実務未経験の人にも、未経験かつ資格なしの人にもおすすめです。

LIFULL HOME’S不動産転職

LIFULL HOME’S不動産転職は、不動産業界未経験者にかなりおすすめの転職エージェントです。

LIFULL HOME’S不動産転職に登録することで、未経験者が身につけておきたい不動産業界の知識などを、E-ラーニングで学べるからです。

「中途入社のほとんどが未経験」という不動産会社との取引もあり、前職が製造業や清掃業など、未経験で転職に成功した事例も多数。

「不動産業界未経験なので、どんな職種が向いているのすらわからない」という人は、まずLIFULL HOME’S不動産転職の公式LINEに登録して、「不動産適職診断」を受けてみるのもおすすめです。

KSキャリア

KSキャリアは上場企業であるケイアイスター不動産のグループ会社で、不動産業界と建設業界に強い転職エージェントです。

前職が「飲食店でのアルバイト」「携帯電話の販売員」といった業界未経験者も多いので、未経験者でも安心して相談できます。

また定着率も92%(※)と高いので、「未経験で不動産業界に転職して、ちゃんとやっていけるのだろうか」と不安な人におすすめします。

※「KSキャリア」公式サイトより(2024年11月19日時点)

不動産業界での経験が豊富な人におすすめの転職エージェント・サイト2選

不動産業界での経験が豊富な人におすすめの転職エージェント・サイトは、次の2社です。

  • RSG不動産転職
  • JACリクルートメント
RSG不動産転職

RSG不動産転職は、「管理職・マネージャークラスの求人」「高収入が狙える即戦力求人」などを豊富に扱っています。

RSG不動産転職経由で転職し、収入アップを叶えた人も多いので、経験を活かして収入アップを目指す人にはぜひおすすめの転職エージェントです。

成長企業や視点を積極的に増やそうとしている企業の求人もあるので、マネジメントのポジションが見つかる可能性も高いと期待できます。

JACリクルートメント

JACリクルートメントはマネジメント層や専門職の転職支援に強みをもつ転職エージェントです。

各企業と密に連絡を取り合っており信頼も厚いため、経験者を求める不動産関連の管理職・支店長候補の求人豊富に扱っています。

知識の豊富な不動産業界専門のコンサルタントが担当してくれるのも魅力。

経験を活かしてステップアップしたい人におすすめの転職エージェントです。

不動産業界へ転職したいときの転職エージェントの選び方

とくに未経験で不動産業界へ転職したいときには、転職エージェントによるアフターフォローの有無をチェックしておきましょう。

会社や職種によりますが、不動産業界は「土日休みではない」「お客様の都合に合わせて休日出勤することが多い」といった特徴があります。

またノルマや目標が設定されていることもあるので、営業職で頑張っているのになかなか契約を獲得できないと、落ち込んでしまうこともあるでしょう。

未経験者採用が多く、収入面・やりがい面で魅力的な業界ではあるものの、入った後はハードな面もあるため、転職後に担当者からフォローしてもらえると安心です。

アフターフォローがある転職エージェントの例を紹介します。

  • 宅建Jobエージェント
  • RSG不動産転職
  • リアルエステートWORKS
  • KSキャリア

「アフターフォローしてもらえる期間」を確認しておくのもいいですね。

不動産業界への転職で転職エージェントを使うメリット

不動産業界への転職で転職エージェントを使う主なメリットは、以下の2点です。

  • 非公開求人を紹介してもらえる
  • 未経験者でも適職が見つかりやすい

非公開求人を紹介してもらえる

転職エージェントを利用すると、非公開求人を紹介してもらえます。

非公開求人とは一般の転職サイトや転職エージェントの公式サイトで公開されない求人のことです。

「好条件」「急募」「新規プロジェクトに関わるポジション」「管理職・経営層クラス」といった求人が多く含まれることから、非公開求人を紹介してもらえると、転職活動の幅が広がります。

例えば「RSG不動産転職」では約60%が非公開求人(※)です。

「経験豊富な人」「経験業務の専門性が高い人」「管理職経験者」は、非公開求人が豊富な転職エージェントを使いましょう。

※「RSG不動産転職」公式サイトより(2024年11月19日時点)

未経験者でも適職が見つかりやすい

転職エージェントを使うと、未経験者でも適職が見つけやすくなります。

転職エージェントのコンサルタント・アドバイザーが、応募者の職歴や能力などから、内定可能性の高い求人を紹介してくれるからですね。

転職先となる不動産会社と密な関係を築いている転職エージェントであれば、「転職先は、未経験者が活躍できる環境か」「未経験者を積極的に採用して育てているか」を把握しています。

例えば「研修制度が充実しているか」「資格取得支援制度があるか」などですね。

不動産業界未経験だと、企業や職種ごとの特徴はなかなか把握しづらいものです。

「インセンティブが魅力」と思って不動産営業職に転職しても、営業スタイルや商材によっては、向いていないかもしれません。

そこで不動産業界に精通した転職エージェントにサポートしてもらうことで、マッチ度の高い転職が可能となります。

不動産業界への転職で転職エージェント・サイトを使う際の注意点

不動産業界への転職でエージェントを使う際の注意点としては、転職したい時期を明確にしておくことが挙げられます。

エリアなどにもよりますが、不動産業界は基本的に人手不足だと言われており、未経験でもとんとん拍子に内定を得られることがあります。

そのため最初の面談時に転職できる・したい時期を明確にしておかないと、内定受諾や入社を急かされてしまう可能性があるのですね。

前もって転職時期を決めておくと、転職エージェントのコンサルタントが・アドバイザーとの面談もスムーズになるでしょう。

いつ転職するか決めていない状態なら、「不動産業界の求人が多い時期」「繁忙期を避けての入社」についてコンサルタント・アドバイザーに相談するのもおすすめです。

不動産業界への転職で転職エージェントを使う際の活用法

不動産業界への転職で転職エージェントを使う際の活用法を紹介します。

  • 求人票ではわからない情報について聞く
  • 条件交渉をお願いする

求人票ではわからない情報について聞く

せっかく転職エージェントを利用するなら、コンサルタント・アドバイザーから「求人票からは読み取れない情報」を提供してもらいましょう。

不動産業界や不動産会社に詳しい担当者経由で情報収集できるのは、転職エージェントならではだからです。

例えば「不動産業界は激務」というイメージがあるため、残業時間が気になる人も多いでしょう。

しかし面接などで直接人事担当者に残業について聞くと、「働く意欲が低いのかな」などネガティブな印象を与えてしまいかねません。

求人票からは判断できず、しかも直接は聞きにくいことでも、転職エージェント経由なら聞けます。

他に「ノルマ設定」「休日出勤の有無」「有給休暇や産休・育休の取得率」「インセンティブの割合」「社風(体育会系なのかなど)」といった質問も可能です。

疑問点をつぶしながら転職活動できるのが転職エージェントのいいところなので、しっかり活用しましょう。

なおリアルで鮮度の高い情報を提供してもらうためには、不動産業界に精通している転職エージェントを利用することが重要です。

条件交渉をお願いする

不動産業界の経験者で、転職によって年収をアップさせたい場合は、転職エージェントを使って条件交渉するのがおすすめです。

コンサルタント・アドバイザーに条件交渉を任せられるのは、転職サイトにはないメリットとなっています。

転職サイト経由で年収交渉する場合は、自分で交渉することになります。

自力での交渉はマナー違反ではないものの、「タイミング」「希望額」「伝え方」が難しく、場合によっては企業側の心象を損ねかねません。

不動産業界では年収が上がるほど期待される営業成績や業務範囲がハイレベルになるため、年収を高くしすぎたことで「期待に見合っていない」と判断されて、退職に追い込まれるケースも耳にします。

そこで転職エージェントに条件交渉をお願いすることで、「能力や経歴・資格に見合った収入の相場」を第三者目線で客観的に判断してもらえます。

条件交渉ができる転職エージェントの例は、以下の通りです。

  • リアルエステートWORKS
  • 宅建Jobエージェント
  • RSG不動産転職
  • TAKU-TEN
  • LIFULL HOME’S不動産転職
  • 不動産転職ROOT
  • いえらぶ不動産転職

「仕事内容は自分に合っていて興味があるけれど、条件がネック」と思ったら、転職エージェントに相談してみましょう。

不動産業界への転職時に転職エージェント・サイトを使う場合の流れ

不動産業界への転職時、転職エージェントの一般的な使い方は以下の通りです。

  1. 転職エージェントに登録
  2. 面談
  3. 求人紹介
  4. 選考
  5. 内定・入社

リアルエステートWORKSや宅建Jobエージェントでは、内定が出るときに転職エージェントを通じて条件交渉などを行います。

内定をもらってから入社までに不安なことがある場合も、転職エージェントを通じて確認しておきましょう。

不動産業界はブラック企業が多い?見極めるポイント

「不動産業界はきつい」「不動産業界はやめとけ」と言われることもあり、不動産業に興味がありつつもためらっている人も多いのではないでしょうか。

不動産業界にはいわゆる「ブラック企業」が多いのかや、労働環境の悪い職場を見極めるコツについて紹介します。

不動産業の離職率はトップではない

何をもってブラック企業を見極めるのかは人それぞれですが、一般的にブラック企業だと仕事や人間関係がきついので、離職率が高くなるとされています。

しかし業種別で見た場合、不動産業界の離職率はトップではありません。

厚生労働省による令和5年上半期の調査結果を見ますと、不動産業の離職率は9.7%です。

製造業(5.1%)や金融業(5.6%)に比べると高いものの、宿泊業・飲食サービス業(14.8%)や医療・福祉(11.0%)などに比べると低くなっています。

不動産業界追記の参考画像(厚労省)

出典:厚生労働省「令和5年上半期雇用動向調査結果の概要」(2025年2月10日閲覧)

働き方改革を意識している企業もあるため、「不動産業はすべてブラック」というわけではありません。

ただし全体平均よりは離職率が高く、従事する仕事の内容によっても離職率は変わってくるので注意が必要です。

不動産業界で働きやすい会社を見分けるポイント

不動産業界で働きやすい会社を見分けるポイントは、以下の通りです。

  • 離職率が低い
  • 教育・研修体制が構築されている
  • 勤怠管理がしっかり行われている
  • 基本給が多い
  • 分業制になっている

なお上記のような会社であっても、営業職だとノルマの重圧に負けて離職してしまう人も少なくありません。

一方で不動産事務や不動産管理だとノルマがあまりないので、プレッシャーが少ない状態で働けます。

「ノルマがあっても高い収入を目指したい」「少しのんびり働きたい」など、自分に合った職種を選ぶことも、働きやすさにとっては重要です。

離職率が低い

まずは離職率が低い会社を探しましょう。

離職率が低く長年働き続ける人が多い会社は、職場環境がよくコンプライアンスも順守していると考えられるからです。

離職率が高い企業は、求人業などに離職率を記載しないことも多いので、離職率を自分でチェックするのは難しいのが現状です。

調べたい場合には転職エージェントに質問したり、ハローワークに問い合わせたりしてみましょう。

なおインターネットで調べる場合は、「検索してヒットした情報が信頼できるかどうか」に注意が必要です。

教育・研修体制が構築されている

教育・研修体制が構築されているかどうかも、働きやすい職場かどうか見極めるために重要な要素のひとつです。

新人に対する体系的な教育体制がないと、入社早々何をどうしたらいいのかわからなくなり、大きなストレスを抱えることになりかねないからですね。

例えば以下のような会社ですと、上司や先輩がノウハウを独占してしまうこともあります。

  • 営業のノウハウを自己流で身につける雰囲気の会社
  • 個人ノルマが厳しかったりインセンティブが大きかったりして、社員みんながライバル関係でギスギスしている会社

そのためOJT(職場内訓練)や宅建資格取得支援など、新人を育てる環境があるかどうか確認しておきましょう。

ちなみに「大手なら教育体制がどこでもしっかりしていて、中小だと放置される」とは限りません。

中小企業でも、経営者・役員クラスから直接営業ノウハウを叩き込まれて一人前になる人もいます。

教育体制の中身や実績をしっかり調べましょう。

勤怠管理がしっかり行われている

勤怠管理がしっかり行われている会社かどうかも確認しましょう。

不動産業界ではいわゆる「直行直帰」や「みなし残業制」が多いこともあって、タイムカードや勤怠管理システムを取り入れていない会社もあるからです。

タイムカードが導入されていても、ずさんな管理になっていることもあります。

管理がずさんだと、例えば「設定されたみなし残業時間を超えているのに、超過分の残業代が出ない」など、不当に残業をさせられかねません。

また「休日出勤した場合の代休取得がきちんとなされているか」もチェックしましょう。

不動産の営業職では顧客の都合に合わせて休日出勤することがあり、代休が取れないと、きちんと疲労回復できずに体調不良に陥る可能性があるからです。

正確かつ適法な勤怠管理体制がある会社を選びましょう。

基本給が多い

労働環境が悪い職場の特徴としては、「安い給料で働かされる」というものがあります。

そのため基本給の多さもチェックしておきましょう。

不動産営業職で「基本給が少なく、インセンティブが多い」という給与体系だと、営業成績が悪いと収入がかなり少なくなってしまうからです。

もちろんインセンティブの割合が多いと、営業成績がいいほど収入も増えるので、メリットを感じる人もいます。

しかしインセンティブの割合が多すぎて基本給が少ないと、収入が安定しないというデメリットもあると知っておきましょう。

とくに不動産業界や営業の未経験者の場合は、成長して成果が出始める前に、生活が苦しくなってしまう可能性もあります。

そのため「生活できる程度の基本給」を確保できる会社をおすすめします。

なおインセンティブがある場合には、トラブルを避けるために雇用契約書の記載内容をよくチェックしておきましょう。

分業制になっている

営業と事務が分業制になっているかどうも、チェックしておきたいポイントです。

営業職が事務作業まで行う不動産会社の場合、書類の作成やとりまとめのために残業や休日出勤が発生することもあるからですね。

賃貸仲介業ですと「物件情報の管理」「ネットへの情報掲載業務」があったり、ときには「物件の管理」「入居者からのトラブル対応依頼」に駆り出されたりすることもあります。

一方分業ができていると営業職は営業活動に集中でき、「チームで働く」という意識も醸成されるので業務が俗人化しないこともメリットです。

分業制を取り入れたことで残業時間が減った不動産会社もあります。

分業制含め、「従業員が働きやすい環境づくり」に取り組んでいる会社を選びましょう。

動産業界へ転職を考えた際によく浮かぶ疑問とその回答

不動産業界への転職を考えている人のよくある質問と回答をまとめました。

ぜひ転職活動をする際の参考にしてください。

下記以外にわからないことや疑問があるときは、担当者に聞くようにしましょう。

不動産業界の転職活動はどのくらいの期間を見ておくべき?
一般的に転職活動にかかる期間は3ヵ月程度と言われています。

不動産業界も同じで、転職活動を始めてから2〜3ヶ月で内定を獲得する人が多いようです。

ただし、不動産業界といっても「不動産賃貸」「不動産流通」などの分野があり、時期によっては転職活動に係る期間も変わってきます。

例えば、賃貸仲介会社は、就職や進学時期の1月〜3月が繁忙期です。

忙しい時期に重なってしまうと、採用担当者も営業で時間が取れなかったり、採用しても教育する余裕がなかったりするため、スムーズに転職活動がすすまないことも。

あらかじめ、希望する不動産分野の繁忙期や求人がよく出る時期を調べておくのがおすすめです。

さらに、入社までの期間を考えるなら、プラス1〜2ヶ月かかると考えておきましょう。

40代・50代でも不動産業界の転職は可能?
40代、50代でも不動産業界に転職は可能です。

ただし、不動産業界の営業職は外回りが多く体力のいる仕事であるため、体力に自信のない人は厳しいかもしれません。

40代・50代で不動産業界への転職を考えたなら、職種選びは重要です。

例えば、「賃貸仲介」「リフォーム」などは、年齢が高くても応募しやすい業務です。

また40代・50代の人は、今までの経験やマネジメント能力を活かし、管理職や専門職への転職がおすすめです。

さらに、「宅建」「マンション管理士」といった資格を取っておくと、転職に役立つでしょう。

高年収を狙える不動産業界の職種は?
不動産業界は、他業界よりも年収が高いと言われています。

なかでも、次の職種は不動産業界で高年収が狙える職種です。

  • 不動産投資・売買営業
  • デベロッパー
  • 売買仲介営業

不動産業界の年収が高い理由は、インセンティブ制度を取り入れている企業が多いためです。

能力があれば1000万円以上の年収を得ることも可能であるため、自分の実力に自信のある人は働き甲斐のある業界と言えるでしょう。

不動産業界向け転職エージェントを使うと内定率は上がる?
転職エージェントを利用したほうが内定率は上がると言われています。

転職エージェントを利用して内定率が上がるのは、次のような理由からです。

  • 企業と取引実績があり、特別枠がある場合もある
  • 応募書類の添削や面接対策が受けられる
  • 非公開求人を紹介してもらえる

実際、「リアルエステートWORKS」は、自社で導入している「書類代行サービス」の成果について分析を行ったところ、利用していない人に対して内定率は6.5倍高い結果が出たそうです。(※)

以上のことから、不動産業界向けの転職エージェントを利用したほうが内定率は上がると言えるでしょう。

※引用:「【内定率6.5倍!】書類代行サービスで不動産業界での転職をよりスムーズに確実に|不動産業界特化型転職エージェント『リアルエステートWORKS』

転職エージェント・サイトを利用せずに不動産業界へ転職する方法は?
転職エージェント・サイトを利用せずに不動産業界へ転職するのには、次のような方法があります。

  • 企業の公式サイトやSNSから直接応募する
  • 知人から紹介してもらう
  • 転職フェアや合同説明会に参加する
  • ハローワークを利用する
  • 求人広告から応募する

転職エージェント・サイトを利用しない方が、企業と直接やり取りができるため、スピーディに転職活動がすすめられることも。

また、地元の不動産会社で転職を考えている人は、ハローワークや求人広告の利用がおすすめです。